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2005年 秋号(第11号)…やっと秋らしくなりました
おしゃれ&プチ整形
2005年 秋号(第11号)…やっと秋らしくなりました
やっと秋らしくなりました
院長 岡村理栄子

朝夕涼しくなり秋らしくなってきました。昨年は10月の写真を見ても、半袖姿でしたが今年はどうでしょうか。私が学生の頃は、9月の初めに夏休みが終わり帰ってくると、東京では実家のある鹿児島と違いすっかり秋らしくなり涼しくなっていて、メランコリックになったり、ホームシックになったりしていました。夏が大好きな私ですが、ここ十年ほどは長すぎてさすがに、ばててしまいます。今年は色々な役員を引き受けてしまい特に忙しかったので長く感じました。

本年6月より岡村は、日本スポーツ振興センター(学校安全委員会)審査委員…(学校で起きた事故の補償について話し合う会です。けがの傷跡などの審査もあり、皮膚科医は大切な役割を担っていると自負しています)と、東京都医師会の学校医委員会の委員になりました…(学校医は今は内科などの四つの科だけですが、皮膚科や精神科、整形外科、産婦人科も学校相談医として学校保健に関わってゆきたいという思いで参加しています)。大切な委員会なのですが、月に一回毎に木曜日の午後に会合があります。その間は市川医師のみの診察となりご迷惑をおかけしますがよろしく御理解ください。私も急いで走って、帰ってきます。

また、日本小児皮膚科学会の運営委員にもなりました。きっかけは「おしゃれ障害」という本を書いた事です。その本の内容のことで養護の先生方やPTAの方々とお話しているうちに、「子ども達に皮膚病が多いから皮膚科医が必要」なのは勿論のこと「健康に過ごすためには皮膚の健康が大切であり、そしてその方法を教えることが大切であるので学校との関わりが大切である」ことがわかりました。それを実行するために委員になりました。こういう会に参加すると、医師以外、皮膚科医以外の方々とお会いし、いままで考えても見なかったことなどを教えて貰ったりします。今回養護教諭の金子由美子先生と10代のフィジカルヘルスシリーズ(全5冊)の2冊目の「おしゃれとプチ整形」を7月に出版しました。このシリーズは1冊目がたばこ、3冊目はダイエット、4冊目はアルコールについてのものです。対象は小学生高学年からです。金子先生の学校で経験されたことをもとに色々書きました。この本を書くことにより又、学校生活の事をよく知ることができ、貴重な経験をしました。それが、これからの外来に役立つように、工夫していこうと思います。